高幡氏のシナリオコラムに寄せて
高幡さんの意見を一言で纏めると、胸を張って「どうだすげーだろ」と言えるシナリオがない、と言う見方が出来ます。
クリエイトな職業にある人間が自分の作品に自信を持てないでどうするんだ、と。
才能の切り売りが職業クリエイターの本分ではないのか、と。
思うに、クリエイターとは、自身の才能のみで世間と接している人間と言えます。
その生き方は、かつてあるヲタ業界に少しの期間身を置いた人間からすれば、とてつもなく凄いことだと言い切ってもいいとさえ思います。
だからこそ、その方々の「才能」は、無駄に垂れ流してはならない。
世間に相対するための「商品」であれ「作品」であれ、「な、面白そうだろ? やってみてくれよ」と問いかけてこない作品など用はないし、そんなつまらない作品をリリースするのは才能の無駄遣いではないでしょうか。
私は、そんな業界の方々の才能を信じていますし、今現在つまらないとか言われてるのはただ単に向けるべき方向性がユーザーのニーズに合致していないだけだと思っています。売るのならば、ユーザーのニーズは避けて通れませんし、「才能」とは嵌るべきところへ嵌らないと開花しないものだとも思います。
どっかの偉い先生が仰ってますが「徹底したモノこそが面白い」。
自分の全知全能をかけて練りに錬ったシナリオを書いていると自負出来る業界の方々が今現在、何人いるかは存じませんが、それを続ける限り、今は無名だとしても何時かは勝ち組になると信じて、ゲームを世に送り出して欲しいと願うばかりです。
2005/01/09 霧島緑
※掲載者注 この文章は2005/1/5付のコラムを読んでいる事が前提となります。
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